収入保険

加入者の声

湧別町

梶原達矢さん<野菜・麦>

経営概要

作付面積:約20㌶
栽培作物:タマネギ、秋播小麦、テンサイなど

「収入保険に加入したときは、新型コロナウイルスによる影響はあまりなく、ここまで経営に影を落とすようになるとは思いませんでした」と話すのは、湧別町南兵村2区の梶原達矢(44)さん。

タマネギ約12㌶をはじめ、秋播小麦など合計で約20㌶を、家族4人で経営しています。

「決めては補償金額に対する保険料の安さ」

収入保険加入の決め手となったのは「経営の主軸であるタマネギの生産金額がここ数年好調だったため、基準収入金額が高く、補償金額に対して保険料が安価であったこと」

梶原さんは、畑作物共済に加入していた数年前、テンサイに被害を受け、共済金の支払いを受けました。しかし、農業共済は自然災害により発生した被害を補償する制度のため、価格変動の大きいタマネギ栽培中心の経営をサポートしてもらうことはできないと感じ、様々なリスクによる収入減少が補償される収入保険に移行を決めました。

「新型コロナウイルスの影響で価格が低下」

加入初年度の2020年産は、新型コロナウイルスの影響でタマネギの価格が低下したことから、収入金額が大きく落ち込みました。最初につなぎ融資を11月に受け、営農資金に充てることができ、その後の保険金請求等の手続きは、共済組合の職員が丁寧に説明してくれたお陰で、最終的な保険金の支払額は、予想どおり満足する内容だったと振り返ります。

「次世代に経営をつなぐ」

現在、長男が農業大学校に在籍しており「卒業して数年間社会勉強をした後、就農してもらい、早いうちに農業経営を習得してもらいたいです。将来的に経営移譲した後は、私は畑の基盤整備に力を入れ、陰ながら営農を支えていければと思います。また、農地を増やす機会があれば、休耕地を作り輪作体系の強化を行い、次の世代に経営を繋いでいきたいです」

「これからの農業者は工作者ではなく、あらゆる面で数字に強い経営者であることが求められる。農業に関する情報を常に注視し、場合に応じた適切な判断をする必要がある。収入保険のような従来の畑作物共済では対応しきれなかった、コロナでの消費落ち込みによる価格の低下や、その他様々なリスクに対応できる保険に加入したことは経営者として最善の判断だった」と話してくれました。

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