基本方針

家畜診療所運営理念

北海道農業共済組合は、家畜診療所技術職員の働き甲斐と畜産業の持続的発展を追求し
 一、組合員に信頼されるサービスを提供します
 一、診療所経営の健全化に努め、社会的な役割を遂行します

 

 北海道農業共済組合の家畜診療所で働く私たち技術職員は、広大な自然あふれる北の大地に魅せられ、この地で農業者の方々の暖かい心に触れながら、家畜の診療や人工授精の仕事がしたいとの共通な想いをもって集まっています。ところが、長いこと懸命に働くなかで、個人のライフスタイルや組織の環境が変化し、目的を見失ってしまう者が現れ、一体感が損なわれてしまうリスクを抱えています。そこで、公明正大で、大義名分のある高い目的を掲げ、これを全職員で共有することで、目的に向かって全職員が一体感をもって力を合わせていくことができると考え、家畜診療所運営理念を制定いたしました。

 

 まず、理念の冒頭に「技術職員の働き甲斐と畜産業の持続的発展を追求」と掲げています。私たちは「直営診療所で働いてよかった」と思えるような家畜診療所を目指さなければなりません。そうすることが、組合員へ最高のサービスを提供することにつながり、家畜診療所を存続させ、社会的な役割を果たす原動力となります。私たちは、経済的な安定や豊かさに加えて、仕事に対する誇り、働きがい、生きがいといった人間の心の豊かさを求めていくとともに、心をひとつにして一致団結し、組合員に最高のサービスを提供できるよう、懸命な努力をしていかなければなりません。

 

 次に「組合員に信頼されるサービスを提供します」としました。これは、診療・人工授精・受精卵移植を行うだけではなく、常に向上心をもって技術を研鑽し、確かな技術と日本一の組織力をもって安心と満足を提供することを意味しています。

 

 最後に「診療所経営の健全化に努め、社会的な役割を遂行します」とありますが、いつまでも安定したサービスが提供できるよう、私たち全職員が強い採算意識とプロフェッショナル意識をもって、公明正大な方法で努力を重ねて利益を上げ、関係機関と共に地域の家畜診療所に課せられた社会的役割を果たすことを意味しています。

 

 北海道農業共済組合は、この理念を普遍的な運営の目的・基本とし「Purpose,Mission,Vision,Value」の実践を通じて、その実現を目指します。