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臨床獣医師としてのやりがいは？

大動物臨床獣医師の特徴として、農家さんのもとへ往診し、診断から治療まで自分の判断で行うことです。診療車に道具を載せていくので、現場でできる検査や処置は限られます。そのなかで可能な検査や五感を駆使して診断・治療し、患畜の状態が良くなった時はともてやりがいを感じます。治療の対象は牛や馬ですが、実際話をする相手は農家さんなので、農家さんといかにコミュニケーションととりつつ、診療や検診、伝染病対策などを進めていくかが重要だと感じます。

これからの目標は？

毎日の診療を行うなかで、農家さんが困っていることや改善したいポイントに対して予防策を一緒に考えられるような獣医師になりたいです。病気や事故を減らし、生産性を高めるための取り組みを増やしていきたいと思います。

後輩へ一言、アドバイスをお願いします。

私は大阪の大学出身なので、学生時代に牛と触れ合う機会はほとんどありませんでした。しかし、在学中に何度かＮＯＳＡＩで実習を経験し、この仕事や北海道の広大な土地で主要産業である酪農に関わることができるＮＯＳＡＩ北海道に魅力を感じ就職を希望しました。初めの数カ月は先輩に往診随行しますし、新人研修も充実しており、牛にほとんど触ったことがなくても成長できる環境があります。就職先を決める前に現場を見て体験しておくことで視野も広がり、自分に合った職種を見つけるチャンスが増えると思うので、ぜひ一度実習に来てみてください。